月明りに照らされて

蒼風さんが創作について忖度無しに語り倒すだけのブログ

『戦×恋』(一話感想)

簡易評価

【最終予想ランク】BC

【一言感想】発想は良いけど活かし方が惜しい作品

 

感想

 基本最近は創作物を追うという事をしていなかったのですが、その中でも数少ない名前に憶えのある作品。何でだろう。QMAのエフェクトにでもあったんだろうか。まあ読み方がちょっと凝ってますからね。「ヴァルラブ」って。

 で、本題。何かシリアスっぽい雰囲気を醸し出していますが、ラインとしてはTo LOVEる -とらぶる-』『魔装学園H×H』『デート・ア・ライブ辺りでしょうか。作品を構築する要素「ハーレム」「全年齢作品での際どいエロ」「キャラクターとの好感度が重要になってくる」とまあこんな感じ。恋愛感情を力に変換するというのは着想としていいと思いますし、可愛いキャラクターを可愛く(時にエロく)描けるというのはある意味土台の強みかなぁとは思います。そういう意味で「可愛いキャラを楽しむ」という点に集中すればそれなりに楽しめるのかなぁという感じはします。

 ただ一方で何だろう……その発想を活かす上でちょっと中途半端な感じ。例えば上記に上げた作品でTo LOVEる -とらぶる-なんかは余り非現実的な要素はあまり無く(ララなどの存在はまあ非現実的ではありますが)全体としては割と現実的で、その中で話が進んでいくところがあります。デート・ア・ライブは逆で、非現実的要素にかなり振り切っていた(確か)はずで、いわば恋愛感情などを武器としたバトルのような様相(表出の仕方は大分違いますが、本質は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』や『神のみぞ知るセカイ』も近いかな?)です。

 一方で『戦×恋』その辺がちょっと中途半端感があるなぁというのは個人の感想です。勿論一話だけしか見ていないので、ここから細かいところは説明されていくんだとは思いますが、最初の敵を倒す前にして欲しかった説明とか、整えてほしかった土台無いままスタートしているような、そんな印象を受けました。

 可愛いキャラを見るという点では悪くないとは思うのですが、どうなんだろうなぁ……結局この手の作品って主人公が案外重要なので、そのメイキングもちょっと気になるなぁと。ホントにキャラを楽しむって感じの作品、でしょうか。

 

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