【作品感想】高音さんと嵐ちゃん/なうち
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ツイッターで伸びていた作品の書籍化
こんばんは。こんばんはではじめていいのか?まあいいや。とにもかくにも(気持ち的には)リニューアル後初の感想記事ですよ。ええ。リニューアルって言ったって大したことはしてないんですけど、まあ一応、気分的な話。
で、もう先に断りを入れておきますが、かなり色んな所に飛び火します。忖度ありません。つまり何が言いたいのかって言うと、クリアで整理された感想が欲しかったらハイ、他へどうぞって話です。その代わり、創作に関して有意義だったり参考になる話もしていくつもりです。
で、本題。今回の題材はこちら。「高音さんと嵐ちゃん」です。
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実はこの日、もう一冊、やはりツイッターで話題になった系の作品(しかも、くしくもそっちの作品も百合)を購入していて、そちらはツイッター上でどう伸びたのかを全くもって知らなかったりするのですが、こちらはちゃんと知っています。ちゃんと知ってる?ちゃんとってつけていいのか?分からない。
けど、結構前から見てるのは確かです。去年から見てたと思います。最初に触れたのがいつかはもう分からない。いいねとか遡れば分かるけど、めんどくさすぎるのでしません。
時系列の入れ替えがちょっと違和感……?
そんなわけで、この作品は書籍化決定になる前から追っているのですが、その身から言わせてもらうと、話の前後を入れ替える編集、必要あった?ってのがまず気になるところです。
これ、誰が言い出したんだろう……作者じゃない……と思うんですよね。ツイッターみたいなところからじわじわっと伸びてくる作品って結構、そういう「見せ方」みたいなのが上手くって、この作品も、基本一日一枚(たまに複数枚)更新で、「途中の一枚を見てもきちんと魅力が伝わるけど、毎日見ているとしっかり連続した話にはなっている」っていう作りがきちんとなされてるんですよね。このあたり、上手い下手ってあると思う。
ちなみに自分は下手というよりも好きじゃないです。このあたりは機会があったら理由は語ろうと思いますが、今は関係がないので割愛。
話を戻しましょう。ともかく、この作品。結構時系列順というか、ツイッターの連載通りに並んでいると綺麗で、長編的に同じイベント(文化祭とか)での出来事を並べているときとか、ちょっと個別にチェックしてないので、詳しく例を挙げられないですが、時系列順に、一見繋がっていないように見える2枚でも繋がっているとか、そういう、時間の進まないサザエさん時空(あまりいい例えじゃないかもしれないけど、これくらいしか思いつきませんでした)みたいな恒常性もありながら、時が進むうま味?みたいなものもきちんとあって、それが並び変えてることで大分失われてるような気が、個人的にはします。この辺はでも、並び替えられないと分からなかったかもしれない。
多分、作者のこういう短い話連続系の作り方が上手いんだと思います。単体で見るとどうなんだろう……分からないです。でも、ツイッターを追ってた身からするとかなり違和感があります。
ただ、フルカラーだったり、そもそも書籍というフィジカルな形にまとまることに意義があったりで、そういう意味ではいいんですけど、こんなことを言っちゃうのはあれかもしれませんけど、個人的には、これはこれでファンアイテムとして、作者の書いた時系列通りに読んだ方が幸せにはなれるかなぁという感じ。
内容としてはもう百合です。Amazonの試し読みとか、作者のツイッターやピクシブである程度「こんな感じ」を掴むことが出来るので、それを見て気に入る用なら、大丈夫だと思います。
後は上記の順番入れ替えをどう考えるか、でしょうか。特に気にならないぜ、という人ならば買って不満が出ることはまずないと思います。ただ、個人的にはややダイジェストになってる、出会ったころの話は大元を読んで欲しいなぁという気持ちがあったりなかったりします。
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なんでそんなことを言うのかって言えば答えは簡単で、上記の紙版を持ってるからなんですよ。それくらい結構注目してたんです。そういう話。
ただ、まあ、上述の通り、作品自体は日常がゆっくりと進んでいく系の話なので、シナリオ評価ランクだとAですかね。こればっかりは仕方ない。日常系とギャグ系は伸びないランクなんです。そんな欠陥みたいな評価基準をなんで採用するかっていうと、日常ものとか、ギャグものとか、それに近い性質を持っている作品って、結構人によって好みの差があるんですよ。
そんな中で、S以上はかなり出にくいってことを考えると、好みというか癖というか、そういうものに刺さる刺さらないで決めて損はないくらいの質ってことだと思ってください。うん。そんな感じ。長尺シナリオじゃないとあんまり語れないんですよ。もう、読んでみてください、って話になっちゃうんで。
でも、嵐フレンズが結構好きなので、その辺ががっつりとカットなのは残念ではあったかな。その辺り、編集する側の意向だとしたら、あんまりセンスを感じないなぁって感じです。作者の単話積み重ね系を作るセンスが思いのほか高かったってことなのかもしれない。
紹介した作品
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