月明りに照らされて

蒼風さんが創作について忖度無しに語り倒すだけのブログ

『八月のシンデレラナイン』について気が付いたコト(2019.04)

 こんばんは。先月も纏めたものを今月もやってみる、という話。良いところ悪いところが表裏一体だったりするので、気が付いたこととして一括する事にしました。順番はある程度時系列順だけど、一部は例外という感じ。後はアプリの話のみで。アニメの感想は全部見終わった後に別枠で。(※2019/05/01追記あり

 

 

デレストハードモード

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 時系列を無視してでも真っ先に書かなければならないでしょう。これ。

 自分は、向日葵スキルを付けられるような選手がほぼゼロだったということもあってこれに関してはほぼノータッチで、先日漸く触れたという状態なのですが、これは駄目だ。正直な所未だに改善もされずに存在している事が不思議なくらい。某監督の言葉を借りるならば「いいところを探して言おうと思って見たけど、いいところはないよ」という感じ。

 無駄に高い難易度異常に多い消費元気、そもそも初手次第でクリア不可能に近くなるシステム必要となる初期パンorゼリー持ちガチャ産SSRばかり、おまけにゲーム上重要な向日葵スキル習得に必要なアイテムの主要入手手段。要素をあげていけばあげていくほど駄目な所しかないモードというのが正直な感想。

 改善策は……うーん……もうモードそのものを廃止した方が良いくらいなんですけど、しいてやるならばこの間の期間限定デレスト「春風導く六花」位の難易度まで下げるか、報酬を一番下以外は名誉報酬(称号とか)にする、くらいでしょうか。向日葵スキルを付ける必要が出てくるレベルの人漸く一番下の交換が安定する難易度完全に間違いですね。これに関しては議論の余地はまあ、無いかなという感じ。改善される事を願う、というか改善されないとおかしいという域。決闘覚醒素材あまり褒められた要素ではないですけど、それの数倍酷い。何で改善される気配が無いんだろうって不思議になるレベル。

 

エイプリルフール企画

  ここからは大体時系列通り。そうなるとまずはこれ。

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 自分は(ログイン勢なものも含めて)結構な数のスマフォゲーをやってるのですが、多分これが一番笑ったと思う。バンドリのモカランドも大分面白かったし、あっちはすっごい手が込んでたけど、それと同じくらいかなぁ……元からの好感度もあるかもしれませんが。

やっぱりこの手のエイプリルフールとかのイベントはどれだけばかばかしいことを真剣に出来るかじゃないかと思うんです、個人的には。覚醒素材が中ジョッキだったりとか。欲を言うとこの中ジョッキこそ手元に一つ残しておきたかったような気がしないでもないです。他のは余ったの処分したいくらいだけど。

 

スカウト各種について

SSR確定スカウト

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 まあ、SSRが手に入るものが悪いという事は無いのですが、これ、14日ログイン時に貰えるようになってる(多分)ので、新規でプレイを始めた人もある程度続けていると入手出来る、という事ですごくいいんじゃないかと思います。アズールレーンとかもSSR相当の艦を7日目のログインボーナスに入れてましたし、まずはある程度の土台を整えるってのは継続するのに大事ですからね。多分。いや、自分、一発目で半分以上SRより上のレアリティとかいう訳分からない引きをしてるので余り実感が……

 

新監督応援!ドラフトスカウト

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 これもまあ、戦力が増えるんですから歓迎ではあるのですが、新監督応援なら正直無償石もありにした方が良かったかなぁというのが正直な所。一部のハイタッチなアレとか、机の下なアレとかが居ると居ないでは大違いですし、その辺りはもう皆持ってる前提で良いのかなぁと思ったり思わなかったり。

 

TVアニメ放送記念!プレミアムスカウト

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 これもまあ、上記二つとほぼ同じ。期間が長いのは◎という感じ。

 

デレスト攻略支援5回セレクションスカウト

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 選手層の底上げという意味では良いのですが、対象が別にデレストで使いやすいSSRだけでは無かったりするのはどうなんだろうとちょっと思ったり。いや、試合で強いSSRが手に入るのは悪くも無いんだけど、それだとデレスト支援って銘打ちは無い方が良かったのかなぁと思う訳なのです。確定枠も無いので、石を使うのが効率良いとまでは言い切れないのもまた。SR選択チケットは良いとは思うのですが。

 後はチケット入手のステージが、お知らせを見ておかないと分からないなーと思ったには思ったのですが、これって新規プレイから進めていくと結構いい位置にあるんですよね。この辺りはここに配置したことというよりも分かりやすい通知をするというやり方がベターなのかなぁという感じ。

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TVアニメ化記念SSR確定チケットスカウト

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 これに関しては無料10連と合わせて、という感じ。

 合計160回の無料10連は間違いなくいい(まあプレイ側からしたら悪いわけはないんですが)のですが、その日に引けないと回数が減っていく仕様ちょっと気になったかなぁ、と。

 例えば後半の4月20日辺りにプレイを始めると、出来る無料10連って7回くらいなんですよね。これが、例えばプリコネあたりだと「プレイを始めた日から」という区切りで百数十連出来るシステムになっていて、あっちの方が良かったなと思うんですよね。アニメの一話を見て入ってくるひともいれば、アニメ見終わってから入ってくる人もいるので。現に自分もアンジュヴィエルジュはアニメを見終わってから入れました。今はやってないけど。

 後は確定スカウト。これに使うチケットが、一つでも無料10連やらログボを逃すともう40枚に届かないのは余り良くないなーって感じ。いっそのことチケットじゃなくて普通に二回やれるようにしたら良かったのかなぁとか思ったけど、それだと追加でもう一回引きたいって場合に影響が出るんですよね……せめてリカバリー可能な数にしておくと良かった……のかなぁ。

 五つに分かれているのが分かりにくいっていう評判を聞いたり聞かなかったりなのですが、自分は取り敢えず追加されたものを順々に見て行ったのでそこまで。でも間違いが生じてるみたい。スカウトごとの戦力均衡はある程度はかられているのでそこは大丈夫かなぁと。多分一番右のやつが一番お得なんだけど、こればっかりは均等なんて無理なので。

 

SSR確率2倍!GW無料スカウト

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 これもまあ、上記とほぼ同じです。戦力増強を嫌がるプレイヤーは多分いないと思うんです。SSRが二倍になった分はRから差し引かれてるのも地味に◎

 

大型アップデート関連

ウンマップ

 こちらに関しては概ね良いなって思う所の方が多かったです。やっぱり視覚的にマップの位置関係とかが分かるのは良いですね。

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 後はキャラクターの細かな動きとかが知れるというのはいいなぁと。何時でも物を食べてることとか、いつもラーメンの事を考えていることがバレてしまったり。朝練に誰が良く来ているのかも分かったりとか。

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 後は報酬。これに関しては良いところ悪いところが少し。

 会話イベントなどで報酬を貰えるのは悪くないのですが、そのかかる時間と貰える報酬が比例していないなーと思う事が時々。簡単なものでいいアイテムが貰えるのは良いのですが、結構連れまわされた挙句大したものでもないというのがあるのは気になる感じ。

 後はアイテムの質が上がりすぎると義務感が出てくる気がするので、あくまでもらえたらいいねくらいのものが良いのかなぁと。いっそのこと会話イベントが起きる場所は全部通知した方が良いくらい。それなら見逃す心配も無いですし。

 

試合画面一新

 こっちに関しては正直な所あれって感じ。良いところもあるにはあるんだけど、結構不便な部分が目立っているかなぁというのが現状。

 良かったところで言えばやっぱり青春ptが一括になったことでしょうか。まあ、なんで分かれてたんだろうってくらいではあったんですけど、良かったと思います。ランクが上がって元気が溢れるって話も聞きますが、分けてほしいくらいです。正直。ドリンクもよく危ない数まで行ってしまうので。

 後は一部の高難易度イベントがしれっと簡単になってるのは良かったと思います。こういう感じでデレストハードも一新と銘打って簡単になったらいいんじゃないかと思うんです、うん。

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 この注目報酬が出るのはいいとは思うのですが、ドロップだったり初回クリアだったりという差があるのは少し気になるところ。

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 それからこのイベント系。一新されたことで半分常駐のような形になった(多分)のは良いのですが、ボーナス期間がいつまでなのかをイベントと比較しにくいなーというのが個人的な感想。全てを比較して、日数に余裕がない物から消化していくというスタイルを取っていたので、それが難しいなぁと。

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 それからこの二つ。その前に、過去にあった一日四回のデイリーイベント。あれの累積がリセットされるというのは正直知らなかったですし、告知不足だったと思います。累積がリセットされるようには読めなかったんですよね。結果として大鍵を一つ取りはぐっている(石を割れば手に入る位置にあった)のは心残り。結構な人が感じてることかなぁと。

 それとは別に曜日イベントが無くなったが凄く不便。いや、今はまだぎりぎり大丈夫なのですが、覚醒素材を集めるためのイベントが無いのは困るんですよね……ベアマックスも石を割らないと一日一回以上できないというのは余りいい仕様には思えないです。RをSRにしてから移籍させるっていう手段を取っていると簡単に足りなくなるので、個人的には復活させるべきではないかと思います。曜日イベント。それで日曜日には全開放して。それで良かったと思うんですよね。

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 イベント個別でいうとこの手のイベント。シールがあまりにも落ちなすぎると思うんです。ここ最近に行われた同種類のイベントで、全部累積がこんな感じになってるのは流石に設定ミスじゃなかろうかと思うんですよ。三倍近いですもの。

 それと、この手のイベント戦に限らず基本一回クリアしたstageはもう無条件で勝てるようにしてもいいのかなーと少し思ったり。いや、ほんとは駄目なのかもしれないんですけど、案外連戦が必要なイベント(現在行われているGWイベント等)だと、ちゃんと采配すれば勝てるんだけど、それをやりたい数じゃないって事が出てくるので。

 後はそれと関連して連戦する(何試合連続でやる)みたいなボタンがあるといいのかなーって思いました。メインシナリオの累積を集めているときには特に。プリコネなんかではそれにもアイテムを使う(入手はめちゃくちゃ簡単で、枯渇はほぼしないもの)のですが、それも無しにして。より快適なゲームを提示してしまったら勝ちかな、と。

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 ゲーム内容の遊びやすさという話とはちょっと離れるのですが、このイベントって時系列ホントにここなんでしょうか……

 後は上記の試合画面と関連して、ストーリーの話。以前はストーリーの未読があると通知が出ていた(確か)と思うのですが、それが無い状態なのが気になるところ。

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 このストーリーはまあ、後で読もうと思って置いてあるものなのですが、イベントのストーリーが随分溜まっているのに気が付かなかった(今はそうでもないのですが)ということも有ったので、通知は有ったほうがいい……のかなぁ?あると邪魔かなぁ?微妙な所。

 ストーリーで言えば、メインのシナリオを進めるときにシナリオを読まないと先に進めないシステムは余り良くないかなぁと思うんですよね。自分なんかがまさにそうなのですが、ある程度溜まってから一気に読みたいタイプも居るので。バンドリのストーリーとかイベントの画面を選択すると一話を強制的に見せられるので、ストーリーが出来るまでは開かないくらい徹底しているので。その辺りの柔軟性はあっていいのかな、と。

 時系列に関しては整理されてよかったんじゃないかなぁと思います。ただこれ、てっきり試合画面のみで整理されててるんだとばかり思いこんでいましたが……

 

極限イベント

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 このイベントに関してはまあ色々と。基本この手のゲームにおいて、高難易度イベントって結構嫌われるものアズールレーンで不評イベントの担当者が首になってた記憶もあるくらい)なんですが、それは何で嫌われるのかっていうと、そこに名誉報酬(ハチナイで言う所の称号のようなもの)以外の、ゲーム進行に必要なアイテムをつけてしまうからなんです。大体は。

 そういう意味で極限のクリスタルベアマックスを報酬につける方針は、個人的には余り感心しないところがあったりなかったりします。でも、これが手に入るイベントってやっぱりある程度の手間はないとなぁと思う難しい所。

 前回とは違って連勝条件が節目と高難易度だけになったりしたところや、称号を付与する為に再実施して、再びクリスタルベアマックスが一個手に入るという形になったのは良かった(既存の状態を取り敢えずよしとした場合)とは思うのですが、やっぱり重要なアイテムが手に入るのはせいぜいstage30までじゃないとダメかなぁって思うんですよね。鍵とか普通に手に入るようになってるんですけど、stage41以降とかは、一番戦力的な余裕のある風属性ですらもう二度とやりたくないなってレベルなので。そのレベルにアイテム付けられるのはちょっとなぁ、と。

 高難易度というか、ある程度采配しないと勝てない(負けても被害はせいぜい元気消費位)というイベント自体はそんなに嫌いじゃないと言えばそうなんですが、やっぱり数と強さの程度がなぁという感じ。報酬が称号だけだったら気楽で良かったんですけど。

 

 

その他

自責点が後ろの投手についている問題

※2019/05/01追記

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 この試合、中継ぎのにゃんボがランナーを一人出した時点で抑えを出すという歪な継投をしているのですが、それで気が付きました。自責が全部ランナーを返したピッチャーに行っていると。

 基本的にこの手の失点や自責点は全て「ランナーを出した投手」に行くものなので、これだとやや違うかなぁという感じ。

 

レアの属性比率

 レア属性比率現状花:蝶:風:月で7:11:5:7という偏り方なので、今後追加するときは、その比率を出来るだけ平らにしてほしいなぁと思う訳です。覚醒素材が一つだけどんどんなくなっていくので。

 

並び替えの設定について

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 自分はこの手のやつは、一度設定すると戻すのが面倒でいじらないことが多いのですが、流石に数が多くなってきたので活用したいところ。

 ただ、それにあたって「純正のレアリティごとに並べ替える」という設定と「調子で並び替える」という設定は欲しいなぁという感じ。特に後者は結構必須。調子のいい選手を探すのが段々難しい数になってきたので。

 

ベアマックス要求量について

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 この大量にベアマックスを要求する選手って正直あんまり意味ないと思うんですよね

アズールレーン位レベル上げが難しくってというゲームバランスにするなら多分最初からやらないと難しいので、現状ただただ要求量が大きいだけって感じなのが△

 

メニュー画面

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 このメニュー画面だけ以前と同じなのですが、その為にマップに行く項目が無いんですよね。だから一回ホームに戻らないといけなくって。そこが改善されるといいなぁって思います。

 

枠が足りない問題

 選手枠姉妹校枠上限をそろそろ増やしてもいいのかなぁという感じです。前者は実感が無いのですが、後者は結構切実。ポンポン申請を許可するわけにもいかないで結構溜まってるんですよね。アニメで始めた人の姉妹校になってあげたいけど、枠が無いって人も多いので、この機会に増やすがベターかなと。

 

おわりに

 こんな感じで一か月やってて気が付いた点、でした。中にはもっと早く気が付けるだろうというのもありますが、その辺りはまあ、追加されたときのやる気とかも関わっているので。

 また来月も余裕があればやろうと思います。

LINEノベルとカクヨムの収益化システムから見る、「売り方」の未来

※本稿はカクヨムにも並行投稿しております。

 

 

はじめに

 先日、twitterを眺めていたらこんなフレーズを目にしました。それは「LINEノベル」。なんだそれはと思って調べてみると、既存のネット小説投稿サイトと大体は同じだけれども、一部違う所もあるという事が分かってきます。

 また、もう少し前、カクヨムが「Web小説を書く人が直接収益を得られる環境作り」に挑戦するとして、小説を書くユーザーが直接収益を得られるシステムを作るつもりであるという事を発表しました。これに関しては正直もっと先の話になるだろうと思っていたのでかなり意外だったのをよく覚えています。

 今、「本が売れない」というフレーズばかりが飛び回っています。恐らく普段から本を読む習慣がない人でも、出版業界が斜陽であるという事実はきっと知っているものだと思います。漫画雑誌ですら発行部数の減少は止まらず、小説雑誌に至っては五桁、つまり一万部がやっとという物も少なくないと聞きます。

 そんな時代において、何とか出版を盛り立てようとする二つの取り組みをざっと眺めたうえで、今後どうしていけばいいのかについてざっくりと書いてみようかなと思ったのが本稿を書くきっかけです。纏まりきっていないところもありますが、何かを考えるきっかけになったら嬉しい限りです。

 

LINEノベル

LINEノベルとは何か?

 さて、まず「LINEノベル」とは一体何なのかについて掘り下げていきます。「LINEノベル」はざっくり言ってしまうと「既存の商業作品も一部読むことが出来る、小説投稿サイト」のようなものだと言えると思います。

 カクヨムでも作家の公式連載などがありますが、恐らくはあれに近い形(それよりももっと規模の大きい物と思われる)をやろうとしているものだと思われます。後は既存の作品。現在出てるのだと『ソード・アートオンライン』とか。編集長が三木一馬氏なので、まあ彼に関わってる人って事なんでしょうか、その辺りの繋がりはまだ分かりませんが。

 それ以外では作品を投稿するシステム。この辺りは既存の小説投稿サイトと同じ。ただ、ちょっと違うのはそこに載っている小説に一つの出版社がオファーを出した時に、参加する他出版社に情報が共有される点。ここ、多分あんまり注目されてないけど、大きな点だと思います。勿論出版社が「他の出版社がオファーを出した注目作品に良い条件でオファーを出す」という事をきちんと出来ればという条件は付くのですが。

 後は(恐らく既存の書籍化作品等のみ)は一部有料コンテンツになっているんですが、これがもう一つ面白くて、読んだ時間によってチケットを手に入れられて、そのチケットを使って続きを読めるというシステムになっているみたい。要するに既存のスマフォゲーのスタミナとかと全く逆のシステム。これも詳しいところを見てみないとですが、構造としては良い感じですね。

 

LINEノベルの注目ポイント

  で、この「LINEノベル」なんですが、注目すべきポイントが二つほどあります。

 ひとつめは「商業作品の掲載」。これがどれくらい無料で、どれほどのものが読めるのかについては今後作品が出てこないことには分からないのですが、取り組みの質自体は結構良いんじゃないかなぁって思います。

 これが何をやっているのかというと「既に売られている作品(大体は人気作)」や「人気作家の新作」を「数を読むことで無料で読んでいける」という事。その「読むだけ無料」のペースがどれくらいになっているのかによって大分受ける印象は変わってきますが、作品をデジタルデータとして、サイトで読む分には無料になるよというのは凄く良いんじゃないかなって思いますね。これまでだと創作物、例えば小説を読むためにはやっぱり書籍を買うっていうのが大前提で、それ以外の手段は無かった訳だけど、今の時代は例えばネットのサイトに掲載して読んでもらうっていう事が普通に出来るようになっている訳で、そんな中で、作品を単純に、サイト(或いはアプリ)で読む上では無料だよ、というのは時代に合っているんじゃないかと思いますね。まあこのチケットが全然手に入らないとかなってくると何の意味も無いんですけどね。実質あってないような物にするのが一番ですかね。

 ふたつめは「作家が良い条件を選びやすいシステムである」という事。具体的には前項「LINEノベルとは何か?」でも触れた、オファーが参加しているすべての出版社に共有される、という所です。

 これはまあ、ちょっとまだ出版社有りきなシステムで個人的には物を申したいところもあるわけですが、オファーを出したことが他の人にも伝わるというシステムは良いと思います。これが何でいいかって言うと、例えばPV数が多くて、明らかに人気のある作家でなくとも、可能性のある作家に安値で声をかけた出版社がいたとすると、そのオファー情報が他出版社にも行くわけですから、その作家の価値はそんなもんじゃないって思う出版社がいれば更に好条件を提示して振り向いてもらうことが出来るという訳で、作家側としては結構良いシステムなのかなとは思います。

 ただまあ、こっちにはちょっと問題があって、作家に対するオファーはあくまで参加している出版社にしか共有されないんですよね。勿論、大手は結構参加している(2019年4月17日現在でKADOKAWA講談社、新潮社、集英社実業之日本社スターツ出版、宝島社、東京創元社文藝春秋が参加)ので、問題ないといえば問題ないのですが、これがもう少し広がっていくといいと思うんですよね。この辺り難しいかもなぁ……結局批判の的になる「小説家になろう」が強いのってまさにここで、あくまで作者や作品を重視するスタイルなんですよ。これを出版というか会社サイドの儲け(もっと言うと目先の小銭稼ぎ)に主軸が置かれた瞬間に機能しなくなるから、そうなり切らずに、参加出版社は増えていくといいと思うんですけど、多分難しいだろうなぁというのが個人的な読み。それが出来てればこんな斜陽になってないと思うので。

 後もう一つ問題点を挙げるとすれば結局出版社が条件を提示じて、書籍化してっていう流れが変わっていない(それ以外のビジョンが不足している)っていうのも気になるんですが、これに関しては後述します。

 

LINEノベルは覇権足りえるか

 ざっとその概要を確認してきた「LINEノベル」ですが、今までの投稿サイトを変えるようなターニングポイント。分かりやすく言えば「覇権」足りえるのかという部分なんですが、結論だけ先に言っておくと自分は「NO」だと思います。多分、そこまで大きくはなれないんじゃないか、と。

 何で覇権足りえないのかと言うと、これはもう分かりやすく「既存の枠組みから脱却していない」からなんですよね。より具体的に言うならば以下のような構図。

 

マチュアの物書きが小説を書く

出版社がそれを見出して、声をかける

 ↓

書籍化する

売れたり売れなかったりする

 

 この構図。これが従来型の小説、ないしは広く創作物が世に出ていく仕組みです。その中で「出版社が見出す」というフェーズに関しては時代で微妙な変化があって、かつてはやっぱり漫画大賞とか、小説大賞に応募して、大賞を取ってというのが基本軸だったけれど、最近は「小説家になろう」や後述の「カクヨム」などの小説投稿サイトから作品や作者を見出して、書籍化させるというスタイルが増えたという感じ。

 じゃあ「LINEノベル」はどうなのかっていうと、これも結局は上記の小説投稿サイトと同じで、出版社のやる「小説大賞」をWebでもやるようになったよねってだけなんですよ。構造としては過去ずっとやられていたものと同じ。タイプ的には「カクヨム」が一番近いとは思いますが、結局のところ最終的には出版社が書籍を出して、それが売れたかどうかで続きだすか決めるよって形。つまり新しい物として出てきているけど、やってる事はそこまで変わってないんですよね。勿論LINEだから手軽に読めるみたいなメリットも無い訳ではないですが、後続というデメリットとほぼ帳消しかなというのが個人的な感想です。

 とはいえ、この「LINEノベル」。三木一馬氏が関わっている訳なんですが、この人、現状自分が知っている限りだと、創作に対するアドバイスの仕方とか、見出し方が今のところ自分に一番近いんですよね。だから良いかは分かりませんが、見るほうの力は信頼出来そうだって言うのは一つ大きいと言えば大きいかなと思います。後大賞の賞金が300万円と結構多いのもポイントかもしれない。うむ。

 

カクヨムで今何が起きているのか

カクヨムの新たな取り組み

 さて、ここまではずっと「LINEノベル」という新しいプラットフォームについて述べてきました。ここからは既に存在する投稿サイト「カクヨム」が行った取り組みについてざっくりと掘り下げていきます。

 

二つの”収益化”

 カクヨムは2019年4月1日に新しい取り組みについての発表をしました。それはつまり「収益化」。

 収益化っていうと身構えてしまう人もいるかもしれませんが、要は「小説を書いている作家に直接お金が入る仕組みを作るよ」ってことです。その軸はふたつあります。

 ひとつめは、「広告掲載」。これはもう多分、色んな所で目にする機会があると思うので説明するまでもないとは思うのですが、要するに小説の一部分に広告を掲載して、その収益を作者に還元するというシステムです。勿論全てが作者に入るわけではないと思うのですが、現状そのようなシステムはゼロなので、作者にとってはマイナスになるようなものではないかなという感じ。広告も邪魔にならない場所にという事なのでその辺りは大丈夫っぽいですね。そういう見やすさに関しては信頼してよさそうなので。

 ふたつめは、「投げ銭」。これは自分もブログの方でちょこっと書いたのですが、ようするに「作者に直接お金を渡す」というシステムです。既にこの手のシステムはいくつか存在していて、それらと投稿サイトは基本独立していました(note辺りは一緒になってますが)が、今回カクヨムはそれを一体化する、という事ですね。これ、凄く言いシステムだと思うんですよね。今までだと作者が利益を得られる瞬間っていうのは、基本的には物が売れたその瞬間、つまりは書籍化したタイミングしか無くて、それ以外はどんなに書籍化に近くても0だったんですよね。それが人気な人であれば、そこそこの収益が入ってくるわけで、それはやっぱり余裕にもつながるわけで、良いなって思いますよね。実際自分も投げてみたい人は思い浮かぶので余計に。

 と、まあ上記の二つが軸で、それ以外にも様々な事を検討していく予定のようです。個人的な話にはなりますが、こういう話。もっとずっと先になると思ってん単ですよね。ややきつい言葉にはなりますが、カクヨムは出版社が絡んでいるので、分かりやすく自分の利益にならないことってやらないと思ってたので。ただ、実際この取り組みがカクヨム側の利益にならないかっていうと、間違いなくなるんですよね。実際収益化が簡単となれば人も集まりやすくなりますし、そうなってくれば当然、良作を書ける人も集まりやすくなるわけで。そういう環境ってカクヨムサイドからしてみれば最高な状態なんですよね。そのフェースに足を踏み入れたのは凄く良かったかな、と思いますね。

 

変わりつつある「本を売る」カタチ

出版業界の危機と模索

 ここまではずっと、小説投稿サイトの新しい取り組みについてざっくりと纏めてきました。主に二つの大きな話題を取り扱いましたが、他のサイトをのぞいてみても、同じような軸で語る事が出来る話題はまだまだあるかと思います。

 今、出版業界は斜陽です。出版関連を扱ったニュースや書籍を漁ってみれば恐らくその数字はいくらでも出てくるでしょう。漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』はその発行部数を全盛期の3分の1まで落としているという話も聞きます。

 しかし、だからこその新しい取り組み、なのです。出版社だってそのまま沈んでいくのを指をくわえて待っている訳にはいきません。何とかしなければならないという意識は確かに持っている。だからこれだけ新しい話が出てくるのです。その根源にあるのは間違いなく「出版業界全体への危機感」なんだと思います。

 そこで、ここからは、そもそも「出版ってなんぞや」という事をざっくりと考えつつ、今どうしたら良いのかを考えていこうと思います。

 

出版社とは何か?

 書籍化するということにおいて、現状大きなウエイトを占めているのが出版社です。ではこの出版社、そもそも何で存在するのでしょうか?

 現代においては、書籍などが印刷物として世に出回るというのはもう一般的になっていますが、過去においても必ずしもそうだったわけではありません。例えば有名な古典である『源氏物語』などの時代にはまだ書籍を出版するという技術はありませんでした。じゃあどうするのかというと、原本(ないしは複製物)を書き写すのです。もう、一文字づつ。それしか手段が無かったから。

 で、そこから書籍に関しては二つの変化が起きます。

 ひとつめは「出版技術の誕生」です。どのあたりから本格化したかとか、技術のマイナーチェンジに関しては色々ありますが、これで一つの書籍を書き写すことなく複製することが出来るようになったわけです。

 ただ一方で、一人の力では限界があります。例えば作家がひとつ、いい作品を書いたとしても、それを一人で出版して、売ってというのは到底無理です。勿論同人誌のような形を取れば出来ないことは無いでしょうが、それでも限度があります。そこで出てくるのが出版社。つまり作家が「物を書くプロ」ならば、出版社は「出版物を売るプロ」なわけです。まあそれ以外にも役割があったりしますが、おおざっぱに言えばそんな感じ。

 そしてふたつめは「ネットの普及」です。これがかなり大きい。それは何でかって言うと、ネットが普及することにより、一人の作家が、理論上は世界中の人間に作品を発信することが出来るようになったから。勿論、書籍を出版するという部分に関しては依然として(というよりは以前にも増して)出版社の力が重要にはなってくるのですが、こと作品を作者が発信する、見てもらうという部分に関しては、出版社の力を借りたり、書籍を出版しなくても出来る可能性が出現してきた、という訳です。

 

作家と書籍と出版の関係性を考える

 前項でも述べた通り、「書籍化」や「出版社」というものは、かつて、作品を世に送り届ける上で必要不可欠でした。しかし、現代においては必ずしもそうではなくなっています。例えば作品を多くの人に届けるだけであれば、投稿サイトなどが存在する。なんなら個人サイトで公開しても(理論上は)大丈夫です。

 それに加えて、「書籍化」というものが権威的である理由には「利益が得られる」という部分があります。これもまた一作者が、多くの読者からお金を貰うという事が理論上不可能で、だからこそ「書籍」として販売して、利益の一部を作者が貰うという形(それ以外にもいくつかの形がありますが)を取っていたのです。ところが既に上げた「カクヨム」の取り組みの他、今は作家に対して投げ銭をする、というシステムはそこまで珍しくありません。

 こうなってくると、作家と書籍、それから出版の関係性は大きく変わってきます。以前は作家の書いた作品を、出版社を通して書籍化して、多くの人に買ってもらい、それを利益として作家に還元していく。これがほぼ唯一に近いシステムでした。しかし、このシステムは当然色々な問題があります。作家がどれだけ凄い作品を書いていたとしても、出版社がそれを出版しなければ収益はゼロですし、読む側からしても、書籍を買う以外の形では作家にお金を渡せません。書籍を買う程ではないんだけど、好きだという気持ちをお金として返還するシステムが無い。これに関してはカクヨムも件の取り組みに関するページで以下のように書いています。

 

 これまで小説の執筆によって収益を得るには書籍を出版してその印税を受取るという方法が一般的で、書籍を出版できるかどうか、1か0かの世界だったと思います。今回の取り組みはこれまでの書籍化を否定するものではなく、1と0の間に新しい段階を設け、創作活動の間口を広げることで書籍についてもこれまで以上に拡大させ、創作活動全体を盛り上げていければと思っています。

 

 これはまさにその通りかなという感じで、収益に関しても作家のレベル(というのが良いのかは分かりませんが)に応じて変化していくという事でしょう。

 

「出版社」と「書籍化」と「収益化」の再検討

 ここまで述べてきたとおり、作家が作品を世に送り出すという事や、お金を貰うというシステムに関しては変革の必要性があります。その一つが既に述べたカクヨムの「収益化」という取り組みにもなってくるのですが、本項では最後に「出版社」と「書籍化」と「収益化」の立ち位置を再検討してみようと思います。

 まずは「出版社」。かつては作品を世に送り出すという意味で権威的で、絶対的でした。しかし、現代においては作品を世に送り出すことはもう、作家単体でも出来るようになっている。ではどうしたらいいのか。答えは簡単。作家一人では出来ないことを補えば良いんです。

 具体的に考えていきます。今現代において、作家が作品を公開することは出来ます。じゃあ何が出来ないのかといえば、宣伝です。これは自薦だけではなかなか難しい。勿論、ここに「流行らせんかな」という意識が入った瞬間に駄目になるという前提はありますが、良い作品が、日の目を見ずに消えていくというのは往々にしてある事です。

 また、「作家を育てること」。これも作家単体では難しい場合が多いです。可能性はあるんだけど、悪い所が多い作家に対してアドバイスをし、良いところを伸ばしていく。それが出来るプロフェッショナルは依然として必要となってくるでしょう。これもまた、出版社が担ってきたところで、これからも担っていくべきところです。

 そして次に「書籍化」。これは立ち位置が大分変わります。今までは書籍化を通して世に送り出されていましたが、これからはその立ち位置が自由になる。つまりは「書籍化を通じて世に送り出してもいいし、既に人気の作品を書籍化してもいい」という事です。極端な話、ネット上で完結した人気小説に加筆修正したものを出版してもいいんんです。以前ならばそれを出来るのは一握りでしたが、現代では人気な作品を書いていればそれだけで収益が得られるようなシステムが出来つつある。作家の収益は「書籍化で初めて」ではなく、むしろ「書籍化」は「ファンへのサービス」のような形もあっていいのではないでしょうか。

 最後は「収益化」。これはもうカクヨムが既にやっているような取り組みが近い所かなと思いますが、要は「作家」が「書籍を出版していなくても人気に応じて収益を得られる」のが理想なのかなという感じ。それは広告という形でもいいですし、投げ銭という形でもいいでしょう。書籍化と絡めて、クラウドファンディングを行うというのも一つの手かもしれません。そういった「0か1ではない収益化」が出来るようになっていくことが、作家、そして創作業界全体にとってもプラスになっていくんじゃないかなぁと。やっぱり頑張っていい物を書いたら、その分お金になるっていうのは素直に嬉しいですし、良いものを書いている人にはなんらかの支援をしたいなぁと思いますからね。そういう気持ちを無駄にしない形が大切なのかなぁと。

 

おわりに

 さて、ここまでは「LINEノベル」を話のとっかかりとして、小説投稿サイトから、書籍化という一連のシステムについて、新しい形を模索してきました。その為書きたいことの多くは大体書くことが出来たので、ここからはちょっと違う話。

 先日ネット上(というかTwitter)でこんな話を見ました。「凡人」は共感性を、「秀才」は再現性を、そして「天才」は創造性を大事にする。しかし、「凡人」は「天才」には共感出来ない為、結果として「天才」を潰してしまう――そのような趣旨の記事でした。詳しくは北野唯我の『天才を殺す凡人』を読むと早いとは思いますが、なんとも悲しい話だなと感じました。

 今、これを読んでいる人は恐らく「天動説」を信じている人はいないでしょう。皆地球は球体だと知っているし、海を進んでいくと落っこちてしまうなとと思っている人はいないはずです。それは長年の研究によって証明されたからですが、何も最初からこれが定説だったわけではありません。「地動説」を唱えれば頭がおかしいとされた時代が確かにあった。今は常識でも、昔では非常識。そんなことは世の中にいくらでも転がっているのです。

 さて、「天才」「秀才」「凡人」の話に戻りましょう。こと「地動説」に関して、最初に気が付いたのが「天才」だったはずです。しかしそれは「再現性」がないとして「秀才」に批判され、「凡人」からは共感されなかった。ところが段々研究が進んでいくうちに、実は正しい事を言っていたという事が分かる。「天才」が死後評価されるのは大体においてこれが理由ではないでしょうか。多くの場合「数字」という「再現性」 は後からついてくるものなんです。

 今、出版業界は数字の後を追っかけています。PV数が多い作品を書籍化し、売れた作品を映像化し、更に売れた作品の二期をやり、劇場版をやり。とにかく数字ばかりを追いかけているというのが現状です。それはつまり「リスク」を取りたくないから。

 確かに、書籍として作品を出版するのであれば、コストはかなりかかります。失敗すればリスクも大きい。それを取るのが難しいというのはもっともな話です。ではどうすればいいのか。答えは簡単、そんなものはやめてしまえばいいんです。デビュー=書籍化と考えるから「リスクの多い書籍化」が増える。そうではなく、書籍化は「かならず売れるもの」という状態を作る。その上で、「書籍化すれば売れる作品が生まれる土壌を作る」。これが今出版社が選ぶべき道なのではないかなぁと、ぼんやりと思う訳です。

 随分と話がとっちらかりました。多分色々と抜けがあると思います。でも、これを読んで、創作業界を良い方向に向けるアイデアを考える「天才」が一人でもいたらいいなぁと、考えてやまないわけです。

 

kakuyomu.jp

 

『BanG Dream! 2nd Season』感想

 こんばんは。

 今日は先日(大体)見終わったバンドリ!のアニメ二期についてちょいちょいと。そんなにガッツリとは書きませんが、一応ネタバレには注意という事で。

 

 で、バンドリ。時期も離れたし、アニメーション→CGになってるのでどういう扱いなのかなと思ったのですが、基本線は随分前にやった一期の続編という扱いになっているみたいです。OVAとの兼ね合いは不明。でも、一応同じ流れなんだと思う。

 ただ、その間にアプリの方では大分話とかお互いの関係性について進んでるところがちらほらあるので、その差が気になったかなぁ……友希那さんとかは、音楽に関する真剣さと、カッコよさは持ってるんだけど、それに加えてもうちょっと柔らかいというか余裕がある感じだというのが自分の認識なんですけど、多分二章より時間が前なので、かなり固かったなぁと。

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 それ以外にも4~6話(後1話と2話も半分くらい)はバンドの紹介みたいな話なので、その辺りもアプリを見てると若干話が被るとまでは行かないんだけど、そこそこ知った話で、「いや、まあそうだよね」ってなってしまうのが概ねマイナス点。

 二期ものなので、通常は一期を見た人間がそのまま見ているし、ハードルってのはぐっと下がってるんだけど、自分の場合そこのハードルも普通に高いから、それに引っかかりかけたのが前半って感じでした。実際バンド紹介的な部分は結構飛ばし飛ばしなんだよね……。

 

 んで、後半。こっちは良かったです。アニメ一期の主人公香澄で、アプリの二章において主人公有咲だったとすると、二期の主人公おたえ。別に彼女視点でずっと話が進むわけでも何でもないんだけど、そういう捉え方が正解かなって感じでした。

 こっちは良かったです。っていうかこっちだけなら文句なし。ここをもうちょっと拡充して、全体でやってくれたら何の文句も無かったんだけどなぁ……アニメの一期ではアプリ見てないと序盤やや厳しい感じだったのに、こっちは逆にアプリを見てると序盤は飽きる感じの部分が多いっていう。逆だろうよと思わなくもない。

 ただまあ後半の部分は凄く良かったです。余り内容についてネタバレするのもあれなので書きませんけど、スクショだけでは分からないだろう部分で切り取るとこの辺りとか。

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 まあ詳しくは11話辺りまで見てもらうと良いと思います。この辺りの盛り上がりはかなりのものだったので。

 全体で見ると難しいなぁ……別に構造上で間違ってるとまでは言いにくいんですよね、一応。一期に続くアニメとして作ってると考えるのであればアプリとの差異っていうのは減点対象にはならないし、バンドの紹介もまあ、しなければいけないのは確かなので。

 ただ、それを加味してももう少しやれたかなぁという前半を考えるとやっぱりSSにするのは難しいなぁって事で。Sに置くことにしました。前半はB~Aをうろちょろ、後半は文句なしのSSって感じなので、前半はある程度話を掴みながら飛ばし飛ばしの、後半の7話辺りから通してみるのでもいいかなぁって個人的には思ってます。この辺りはどれくらいコンテンツに触れてるかって感じ。あ、後、アニメ一期は流石に見た方が良いと思います。アプリの0章を読んでないのならば猶更。

 そんな訳でバンドリ!二期の感想、でした。既に三期もやることが決まってるんだけど、これ以上どうするんだろうなぁ……基本ポピパの話ってアニメ一話で完結してて、今回のこれも、うまく蛇足感を出さずにやれたなぁというのが正直な感想なので、ここからどうなるか、まあ楽しみにしておきます。

 でも最初からリアタイで追う事はしないかなぁ……

『八月のシンデレラナイン』の良いところ/気になったところ(2019.03)

 こんばんは。今回はちょっと趣向を変えて八月のシンデレラナイン(以下ハチナイ)』良かったところと気になったところを気が付くだけ上げていこうっていう試みです。まあ、ブログにすることでもないとは思うんだけど、しておいた方がなんか思考も纏まるかなぁとか思って。

 

 

良かった点

チーム評価到達記念パック

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 全部が全部超お得かどうかはさておいて、このパックは良かったですよね。クリスタルベアマックスとかが手に入ったからというのもあるかもしれないですが。

 ただまあ、再登場のタイミングが良く分からない(時々復活してる)のは何だろうと思わなくもない感じ。個人的にはアズールレーンみたいに、一年に一回復活する(一度買ったものも含めて)的なものにしたら良かったのかなぁとは思ったり思わなかったりします。春ごとに復活とか。どうだろう。

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初回の石割引き

 これ。まあ安いんだから、ユーザー側からしたらいいに決まってはいるんですが、良かったかなぁと。割引と、一回無料のバランスをどうしたら良いのかは自分も良く分からない所ではあるんですよね。ただ、初回30個なら一回行ってみるかって感じで復刻のは引いてるので、効果はありそうな気がする。

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 いっそ、チケットを複数スカウトに跨いで(個人的には全スカウトに跨いでもいいかなとも思うくらいなんですけど)、天井を設ける交換システムを用いて、尚且つ天井を下げるとすると、割引系はいっそ別枠でやると良いのかなぁとちょっと思ったり思わなかったりした感じ。イメージとしては

 

・イベント系複数に跨いで交換用チケットを入手出来る仕様にし、天井はSSRが100枚SRが30枚にする。

・非イベント系初回30個、以降50個。チケット100枚SSR30枚でSRという

交換レートはそのまま

・誕生日/ピックアップ(非限定再登場)系初回30個、2回目40個、以降50個天井無し。

 

 って感じとか。まあこれがベストかは分からないですけど。結局のところこれってどれくらい使うことを想定するか、だと思うんですよね。今回のチケットはおはガチャだけで実に80枚近く揃うので、100枚だったら、もうちょっと引いてみるかってなりやすいのかなぁと思ったりするわけで。

 

清城高校サイドを描いたシナリオ

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 この辺の話は去年(2018)に夏コミで発売されたセットの冊子を見てると色々と刺さるものがあっていいんですよね。こうやって見ると、やっぱり清城って王道少年漫画なんですよ。

 有原達も最初はそういう流れで始まって、向日葵畑のグラウンドを整備してなんてやってきてるんですけど、最初から30人いることもあって、大正義っぽい層の厚さになってるんですよね。そこがどうも主人公っぽさがなぁとか思ったりもして、ますますこの清城が主人公っぽいなぁって思う訳なんです。個人的にはこの設定が主人公サイドの方が面白かったんじゃないかなぁと思ってしまうくらい。

 後はまあ、ライバル校にスポットを当てていくなら、もっと世界の拡充なんかをしていくと良いのかなぁと思ったりもします。今回国際大会の話がちらりと出てましたけど、そういうのを含めて。有原達が今のところ完璧に上手くいっちゃってるので、その辺り、ライバルらしさが敵にも出てくると面白いのかなぁと思ったり思わなかったり。

 しかしサイン違いだろうが取れるって凄いなぁ。

 

楽曲CDの再販

 ゲーム内の話からは離れますが、するみたいですね。個人的に嬉しい話。どれくらい数があるのか分からないですが、そこそこ置いてあると思いたい。この手の物販を早い時間から並ぶのが凄く嫌いな人なので……でも買いに行こうと思ってます。現時点では。

 

気になったところ

期間限定デレスト「春風導く六花」について

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 これ。もう「期間限定デレスト」っていう響きだけで嫌な顔になるくらい。それくらい前回のやつはトラウマな訳ですが、それよりは大分良くなっていたんじゃないかなぁと思います。シナリオも、デレスト自体も。

 ただまあ、依然として要求される戦力ハードルが高いのかなぁと思うんですよね。特に球春祭Re:Fineにつながっていくシナリオなので、簡単に見られるようにしてほしかったなぁというのが個人的な思い。時間もかかるし。

 後、消費元気は5にして良かったと思うんですよ。半減期間は。なんでこれだけ下がらないのか理由がないと思うので。っていうか下がると思ってたよ、正直。

 シナリオに関しては深く触れませんが、全体的な空気感は良かったと思います。良かったんですけど、やっぱり甲子園関連がなぁ……ちょっと気になるというか。後はまあ、30人という大きな塊が纏まっていくのが早いなぁと思ってしまう。このデレストは上級生中心ですが、それでも。そんなに纏まるもの?とか思わないでもない。

 

交換用チケットについて

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 上記のSSRやSRを交換する為に必要なチケット。これを複数スカウトに跨がせたのは凄く良かったと個人的には思います。ただ、その天井が高いかなぁと思うんですよね。この辺りはバランスもあるとは思うのですが、「一つのスカウト以外に興味がない人」からすると、天井が遠くなっただけになってしまうんですよね。これがちょっともったいなかった。

 色々難しいところではあるのですが、個人的には100枚でいいんじゃないかと思ってます。どうせSSRもデータでしかないわけですし。なによりもこのゲーム、層が厚くなった方が面白みの出るものなので、底上げしてしまった方がいいのかなぁというのが個人的な解釈。

 

シナリオの薄さ

 上記のように、清城の話などが見られたのは個人的には嬉しかったりしますし、新規部分に関しては良いものが多かったのでそこは満足しているのですが、既存部分が多いので、ちょっと薄さが目立つなぁと思ってしまった次第。

 後はイベントのリニューアルではなくて、復刻と、追加シナリオイベントを分けた方が既に球春祭を見た人でも分かりやすかったのかなぁと思ったり。

 

フェス限二週目

 早い。どう考えても早い。既にフェスが飛びぬけた性能になっているのに二週目は正直微妙な所があると思います。

 皆がそれぞれのフェス限を持っていてどうこうするって話ならいいんですけど、最終的にまずフェス限を入れてみたいな話になってくると、戦略の幅が狭まる気がして個人的には好きじゃないです。カードゲームで言う所の投入率が90%を超えるパワーカードみたいな感じ。スタメンに入れる数を制限するとか、なんらかの対策をしないと横の幅は狭まっていきそうな予感。

 

牧野花ゲリラ実装

 自分はある程度読めていたのでそこまで驚かなかったのですが、一二三ゆりの時は大々的に声優を発表して実装して、彼女の時はいきなり実装というのは心臓に悪いというか、課金したり石を使ったりするうえで、計画が立てづらいと思うんですよね。せめて、一二三ゆりのガチャが引ける段階で告知するか、実装するかするべきだったのかなぁという感じ。

 

姉妹校派遣問題

 姉妹校選手を送ろうとした時に、デレストのオーダーに一つでも登録されていると送れないシステムは正直面倒だなぁって改めて思った次第。これ、なんとかならないんですかね。姉妹校に送ったら、デレストオーダーから消えてて、警告が出るとか。駄目?

 

強豪余り問題

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 柊琴葉、余る(一年ぶり二回目)

 この強豪系選手が余るどうにかならないのかなぁって思うんですよね。セサ原は複数作れたんだから、こっちも複数作れてもいいじゃないかって話。そんなに数作る人、居ないと思うし。

 現状、無駄にしかならないこれを活用できる日がきたらいいなぁと思う訳です。

 

おこづかい交換の告知

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 これ。個人的には良かったところに入れたい(話がややこしくなるからここに入れた)んですけど、おこづかい以前のランキングマッチ報酬が交換できるシステムは良いですよね。しかもイベントでおこづかいが結構入ってくるから、交換するに困らないというおまけ付きで。多分完凸もそんなに難しくないんじゃないかな。

 ただ、この二人。強豪イベントのカウンターに必須な割には告知がすくないというか……認知されてない感じがあるんですよね。実は自分も最近知ったという。その辺がなぁ……もっとちゃんと告知されててほしい感じです。隠すとばれたときのダメージがデカいです。こういうのは。

 

不具合修正報告

 自分は持っていないので、その影響のほどは分からないのですが、代打塚原のバグが「直っていた」と後から知らせるのは正直良くないなーって思いました。いや、バグが出るのはどんなに頑張っても無くならないことなんですけど、告知をきちんとするのは出来ると思うんです。ホントに。

 

スキルの上昇値が分かりにくい問題

 これ。ずーっと気になってるんです。「究極」とか「大幅」とか、なんか「こんど」「つぎ」「そのつぎ」「そのあと」みたいだなぁって思ってしまうんですよ。ゲームにもよりけりですが、数字で表せるものは数字で(500アップとか)表してしまったほうがいいと思うんです、色々と。

 

決闘覚醒素材について

 今回のおこづかい割引で、漸く決闘覚醒素材が必要な選手を交換するに至りそうなので、集めてみたんですが、まあ落ちない落ちない。ホントストレスフル。要らない要素ですね、100%。せめてドロップ率を爆上げするとかしてくれないと辛くてやる気が出ないですホント。

 

おわりに

 そんな訳で今月一か月で気が付いた良かったところと、気になったところでした。いや、ほんとはまだまだある気がするんですよ、両方とも。その辺りをきちんとメモしておかなかったのは自分もちょっと注意が足りなかったなぁとこれを見返しながら思ったり思わなかったりするわけです。

 それでは。また(気分が変わらなければ)4月に。

『有害指定同級生』感想

 こんばんは。買った報告だけはしたんですが、感想を書くのが遅くなりました。ううむ。

 

 今回はこれ。『有害指定同級生』

 

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 現在二巻まで出ているのですが、思わず一気買い。作品の存在自体、全く知らなかったのですが、Amazonのお勧め欄みたいなところに並んでて「おっ」と思う力を感じたので見てみることにした、という経緯の持主です。基本あの手のお勧めって役に立たないんですが、今回は良かったですね。

 Amazonでも試し読みは出来ますが、ジャンプ+の方が話数が多そうなのでそっちを貼っておきますね。

shonenjumpplus.com

 どこに載っているのかと思ったらジャンプスクエアなんですね。ジャンプスクエアって、昔何かのきっかけ(カードが付いてたか、番外編が載るか)で買って以来買ってないんですよね。

 で、肝心の内容。まあ単純に行ってしまうとエロギャグ漫画でしょうか。いや、そんなジャンルはないと思うんだけどさ。

 既存の漫画だと生徒会役員共とかが思いつきますが、あれに近いかなぁ……ただ、あれよりももうちょっと本格的に(変な表現になりますが)エロに踏み切った感じ。

 基本的にはメインの二人が絡んで話が進むという意味ではとなりの関くんとかからかい上手の高木さんにも近いイメージもあったりはします。ネタの質は違いますが。そもそもメインとなる二人が女子二人という事もあって、友情っぽい雰囲気醸し出したり醸し出さなかったりしますし、百合?とか思わなくも無かったりします。でも基本はエロギャグ。

 後はビジュアルかなぁ。キャラデザっていうかそういうのが結構好きです。ここ重要ですよね。それと時々入ってくるエロカットが割と本気な雰囲気。いや、ギャグなんですけどね。そんな感じ。

 全体的にはエロギャグをベースにしつつもキャラ萌えだとかホントのエロだとか、可愛さとか、そういうものも決してナシにはしていないバランスが良い感じの漫画でした。エロ系のギャグってそこそこあるような気がするけど、このタイプってあんまり見ない気がするんですよね。上記の生徒会役員共とかでも超えてこない一線を軽々踏み越えてる感じ。でも、その辺が面白いなぁって漫画。ネタ的にどうかは分からないですが、アニメ(5分のやつとか)にしても受けるんじゃないかなぁって個人的には思ったりします。次も買おう。

 

百合展2019レポート

 こんばんは。

 今日はこれ、「百合展2019」です。2019ってついているのは当然、去年もあったからなのですが、自分がこの存在を知ったのは今年が初めて。なんでなんだろうなぁ……百合作品をずっと追っている訳では無いにしても、百合漫画を描く作家さんを追っかけている訳だから自然と目に入ってもおかしくない気がするんだけど。

 細かな事は公式のHPをどうぞ。どうやら東京以外でもやる予定らしいです。

 

yuriten.com

 

 今回は東京の会場に行ってきました。基本的に撮影OKということで色々撮ってきましたよ。やっぱりこういうのが主流になっていくんでしょうね。現地に行くことと、SNSなんかを通じてみるものの価値分化というか。

 

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 オリジナルの画集。

 

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 制服ってそういえば百合と凄く親和性が高い気がしますよね。何でだろう。やっぱり女子高(しかも格式高め)のイメージが付着するからでしょうか。マリみてとかその辺の。

 

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 Tシャツです。これらは地下にあるショップで販売しているものですね。

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 先日紹介した、『とどのつまりの有頂天』のシャツもありました。グッズが出るようになったんだなぁと思うと凄く感無量ですよね。ホントに。

 ここからは実際の展示スペースに移ります。建物をいったん出て、階段を上がって3階と4階にありました。

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 写真を撮るのが……下手!

 まあカメラもスマフォですしね……いいカメラが欲しいなぁと思う今日この頃です。ちなみに概要に関してはサイトの方でも読めるようになっていますので、文章はそっちから確認するといいのかなぁって思います。

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 ギャグの皮をかぶったガチ百合漫画っていう表現になんか笑う。まあ間違ってないと言えば間違ってないけど、ギャグ部分は結構全力でギャグしてるイメージがあるので。

 4階の方にはスケッチブックが三つ。どうやら日替わりで作品が変わるらしく、この日(3/21)はこの三作品でした。

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 多分人が多そうなところに『やが君』を置いたんだろうなぁと思ったり思わなかったり。

 後は当然百合漫画なのでゆるゆりもありました。どうも最近百合漫画ってことをすっかり忘れるんですよねあれ。普通のギャグや日常ものとしても見られるからかなぁ。

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 わあいうすしお

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 このシーンっていうか、この回好きなんですよねぇ。結京はいいぞ。

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 読んだことは無いんだけど、「おっ」って思った二作品。取り敢えず忘れないように写真に収めるだけ収めるという形。メモは無い。

 上記以外にも百合作品は結構なタイトルが出てました。その辺の参加作品は、公式サイトに載ってますので、まずはそこをチェック、ですかね。

 展示会場自体レンタルスペース的な場所なので、そこまで大がかりなものではない(ジャンル限定なので流石に)ですが、作品の原画とかを見られますし、「あれ、これ知らないけどよさそうだな」って作品にも出会えますし、ショップもあって、単行本も売ってますので、そういう作品との出会いの場としても良いのかなって感じでした。勿論、好きな作品があるなら、それも良いですよね。『とどつま』に関しては、前にサイン会で見たのとは多分違うの(あの時は一話の原画とかだった)ので、また違うものが見られて嬉し限りです。ポップは書き下ろしですしね。

 週末にはサイン本の抽選もあるみたいなので、好きな作品があって、百合作品に興味があるなら行ってみてもいいんじゃないかなって思います。駅からすぐという場所では無いので、きちんと地図を見て行く必要はありますが。











 

『世界征服彼女』DL版配信

 こんばんは。アンテナって立ててると色々引っかかりますね。

 今日はこれ『世界征服彼女』DL版配信についてのお話。 

 

 

『世界征服彼女』って何?

 今回DL販売された『世界征服彼女(以下『セカジョ』)』は、Navel2010年に発売したゲームなんですけど、多分知名度低いと思うんだよね。それに関しての理由は後述するとして、このゲームのポイントは『月に寄りそう乙女の作法(以下『つり乙』)』シナリオを務めた東ノ助氏メインとなって書いた初作品なんですよ。ええ。まあ実のところ自分も、『つり乙』をやった後にその存在を知ったくらいなんですけど。取り敢えず公式サイト貼っておきます。

 

project-navel.com

 

 で、この作品。一応全部(おまけシナリオ以外は)クリアしたのですが、つり乙とはかなり色が違います。イメージとしてはSHUFFLE!』あたりのノリに近いでしょうか。ライターが違うので、明確には勿論違いますが。

 そんな訳で話としての重さみたいなものもつり乙の方が重いです。質に関しては単純比較出来るものでもない(√毎のブレもあるので)ですが、やっぱりつり乙の方が出来はいいというのが個人的なイメージです。

 ただ、そんな『セカジョ』ですが、やっぱり「ああ、同じ人が書いてるんだなぁ」っていう事を感じる部分が結構あります。やっぱ力あるんだなぁ……キャラクターとかはホントに良いなぁって思うことが多いです。この辺は氏の作品に共通かなぁ。

 シナリオの内容に軽く触れると、本作は夢子(メインヒロイン)がすっごい科学者で、これまたすっごいロボットを作って、それで世界征服してやるっていうことを言いだした(作品始まる前だったかな……)ところから話が始まります。その為、夢子√以外ではどうしても「夢子と対決する」みたいな構図になってしまうのがシナリオとして少し気になるところかなぁって感じ。それ以外のヒロインとのあれこれは凄く良くできていると思います。ちなみに『つり乙』(主に2)をやっていると分かると思うんですが、エロシーンで笑わせに来ます。射精シーンで万歳三唱するヒロインは流石。歯を食いしばれ!

 

『セカジョ』DL版の配信サイトとか

 さて、内容に関してはざっと書いた通りなのですが、その配信に関しては下記の通りという感じ。

 

 

 

  旧DMMからダウンロード出来るみたいですね。値段は4980円なので、通常版を買うよりは流石に安いのかな。まあ、そうじゃないとDL版って手を出す気が起きないんですけどね……自分なんかだと。

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 亜子様に合わせてありますが、全ヒロインのCGが見られるようになってます。ざっと確認した感じ、√に入る前(っていうか一部は√内のかな?)のCGは確認出来るようになっています。これは良いですね。DL版を使うかどうかはさておいても、その確認はここでしてしまうのがベストかなと思います。

 ちなみにざっくり確認した感じだと限定版の中古が5000円台後半とか(自分が前に見た時はもうちょっと安いのがあった気がする)なので、まあお好みでって感じ。DL版の方がNavelの収益になるけど、一番大事なのは作品を知って、楽しんでもらうことだと思うし。

 

『セカジョ』の知名度についてあれこれ

 さて、この『セカジョ』なのですが、恐らく知名度が低いです。いや、実際に調査したわけでも無いんですけど、それなりにNavelは追っていた自分でもすっぽりと抜けてしまっていたゲーム。何故なのかと言われればこれはもう「ガードが堅かった」というこれに尽きると思います。

 PCゲーム店などで扱っている中古にはほぼ確実に開封だとかコードがどうだとかそういう文言が書いてあります。何でかって、このゲームはデータを起動するのに認証が必要になるからです。もう結構前の事なので詳しい方法すっかり忘れてしまったのですが、確かコードが付いてきて、それを入れないとゲームが起動しなくって、それは数回入れたら使えなくなる違ったらスミマセン)だったかな?そんな感じ。まあコピーガードの亜種みたいなものです。

 これはなんでかって言えば、それはもうコピーされて出回ってしまうことを防ぐためなんですけど、正直なところ、これによって知名度が下がってるんじゃないかなぁというのが個人的な読みです。購入せずにダウンロードしてプレイすれば収益はゼロなんですけど、じゃあそれを排斥したら、元の収益はそのまま担保されるかっていうと、これが難しい話で多分減るんじゃないかなぁと思う訳です。単純に認証って面倒ですし、これは駄目だってなった時にさっさと売りに出せないっていうのは、買う側からしたらやっぱりリスクなんですよね。自分みたいによほどのことが無い限り全部ストックする人ばかりではないですし。

 ちなみに、Navel側が同じことを感じたのかは定かでないですが、『つり乙』はこの手のガードが掛かっていません。ですが、こっちは(作品の質や、受けやすい受けにくいもあると思いますが)知名度、人気共にやっぱり段違いです。

 勿論、実際にモノが売れて、それで収益が計算できるというのが一番いいのかもしれません。ただ、現代において「コピーされることを防ぐ」ことによるメリットは、デメリットよりもずっと少ないんじゃないかなぁって思ってならないのです。実際、『セカジョ』は今でも気に入ってますし。サントラも持っています。DL版配信で懐かしくなって、やろうと思ったら、何故かエラーを吐いたけど。悲しい。入れなおさないとダメかなぁ……

 

おまけ(オープニングムービー)